30代の7割が悩んでいる?!体臭の悩みは運動不足の解消で改善します。

運動と体臭の意外な関係

「最近、体臭が気になる…」そんな悩みを持つ20代30代の男性は多いです。
先日、仕事中に密閉された個室で男性と面談をする機会があったのですが、相手がわきがや汗の臭いがきつい方で、苦痛な時間を過ごすことになりました。
本人も気にはされているようで、デスクにはデオドラントシートがおいてありましたが、そんなものでは隠しきれないほどの体臭を放ってました。
私も数年前、わきがや汗のにおいがきつかった時期があります。
女性が近くにいるときは脇を意識的に締めたり、「臭くないかな?」と不安に思うこともありました。本当にストレスでした。
遠慮のない妻からは「なんか臭くない?」と胸をえぐる様な言葉を真顔で言われたとこもあります。結構悩んでいたので地味にこたえました。
そんな体臭ですが、20代で6割、30代で約7割の男性が自分の体臭を気にしているというアンケート調査結果があります。
多くの男性が悩んでいる体臭。実は運動不足と深い関係があります。体臭の悩みは、運動習慣を取り入れることで改善する可能性があるのです!
私も運動習慣を取り入れることでいつの間にか体臭を気にすることがなくなりました。もちろん妻からも「臭い」と言われることがなくなったのです!
やったことというと、ズバリ運動習慣を取り入れたこと!
こんな簡単なことで体臭が改善しました。
本記事では、体臭のメカニズムや運動の影響を科学的な視点で解説していきます。
仕組みを理解して、みなさんの体臭改善の助けとなればうれしいです。
ぜひ見ていってください。
体臭のメカニズム:なぜニオイが発生するのか?
体臭は、皮膚上の細菌が汗や皮脂を分解することによって生成されます。特に、脇の下などにある汗腺のアポクリン腺から分泌される汗が、タンパク質や脂質を含み、菌が分解すると特有の臭いを引き起こす要因となります。
他にも、皮脂が酸化すると発生する加齢臭や腸内環境が悪くなると悪玉菌が増えてアンモニア臭や硫黄臭を引き起こすこともあります。

運動不足で体臭が強くなる理由
汗腺の機能低下
運動不足により汗腺の働きが鈍くなり、ミネラルなどの成分を含むネバネバとしたアルカリ性の汗が排出されやすくなります。不純物を多く含む汗は菌のエサになりやすく、体臭が強くなる原因になります。
血行不良
新陳代謝が悪くなり、身体のすみずみまで酸素が行き渡らなくなります。血流の悪化により体内の老廃物がうまく排出されないことにより悪臭を発してしまいます。
ストレス
ストレスが溜まると、皮脂腺が活発になり、体臭の原因となる脂質が増加する。特にアポクリン腺の分泌が増え、ワキガ臭が強くなることも。
運動が体臭を改善する科学的根拠

- 【汗腺の機能改善】
- 運動習慣を身につけることで、汗腺の機能が活性化し、ベタつきの少ないサラサラとした汗をかけるようになります。これは、汗腺の「ろ過機能」が鍛えられるためです。
- 普段あまり汗をかかない人の汗には、塩分やアンモニア、乳酸などの老廃物が多く含まれ、これが雑菌と混ざることで嫌なニオイの原因となります。しかし、定期的に運動し汗をかくことで、汗腺が発達し、余分な老廃物が再吸収されるようになります。その結果、水に近い成分の無臭に近い汗をかけるようになるのです。
- 実際に、週3回の運動を1ヶ月続けることで、汗の成分が変化し、ニオイが軽減したとする研究報告があります
- 【血流促進によるデトックス効果】
- 運動により血流が促進されると、老廃物の排出がスムーズになり、アンモニア臭や酸化した皮脂のニオイが軽減されます。
- 特に有酸素運動を行うと、発汗や腎臓・肝臓の働きが活性化し、体内のアンモニアや尿素がスムーズに排出されます。これにより、体臭の主な原因となる「尿素性物質」が体内に蓄積しにくくなります。また、運動による血流改善は、皮脂の酸化を防ぎ、加齢臭の原因となるノネナールの発生も抑える効果が期待できます。
- 【ストレス軽減】
- 運動はストレスホルモン(コルチゾール)の分泌を抑え、精神的なリラックス効果をもたらします。これが体臭の改善にもつながるのです。
- ストレスが溜まると交感神経が優位になり、皮脂の分泌が過剰になります。過剰な皮脂は酸化し、悪臭の原因となる「過酸化脂質」や「遊離脂肪酸」を発生させます。しかし、有酸素運動を行うことで副交感神経が優位になり、ストレスが軽減されると、皮脂分泌が正常化され、体臭の発生を抑えることができます。
- また、運動によりエンドルフィンやセロトニンが分泌されると、気分が安定し、自律神経のバランスが整います。これにより、ストレス性の汗(アポクリン腺から分泌されるニオイの強い汗)を抑える効果も期待できます。
運動習慣を取り入れることで、汗腺機能改善、血流促進、ストレス軽減により体臭の改善が見込めます。また、しっかりと汗をかくために十分な水分をとることも重要です。
どんな運動が体臭改善に効果的か?
- 【有酸素運動】
- 汗腺を活性化し、代謝を促進するウォーキング・ジョギング・サイクリングが効果的です。
- 【筋トレ】
- 筋トレは成長ホルモンの分泌を促し、代謝アップ&皮脂の酸化を防ぐ効果が期待できます。
- 【さらにgood!】
- 運動後にサウナで汗を流すと、汗腺の機能がより向上し、体臭対策として効果的です。
これらを生活に取り入れることで汗の質が変わってくることを実感できるはずです。
運動することで汗がサラサラになっていき、体の内部からキレイになっていくような感覚が味わえて気持ちよくなってきますよ。
しかし、汗をかくことが原因で反対に体臭が臭くなる場合もあります。
運動後はシャワーを浴びるなどしてしっかりと汗を洗い流すようにしましょう。
また、プロテインを飲む習慣がある方は、ツンとした体臭が出てしまうことがあります。
これは、アンモニア臭によるもので、たんぱく質は通常肝臓で尿素に変えられ、尿として排出されますが、過剰なたんぱく質摂取で処理が追いつかないと、アンモニアが汗や呼気から排出され、臭いが発生することがあります。
意識的に食物繊維を摂るようにすると臭いの軽減に役立ちます。また、水分をしっかりとることや肝臓の働きをサポートするクエン酸を摂ることも有効ですのでぜひ試してみてください。
どのくらいで効果がでるか?

週3回から5回の運動習慣を取り入れると、一般的に2週間〜1ヶ月程度 で汗腺機能の改善を実感できることが多いです。
- 発汗機能の活性化(1〜2週間)
運動を始めて最初の1〜2週間で、汗腺機能が活性化して汗をかく量が増えてきます。 - 汗の質の改善(3〜4週間)
継続的に運動すると、ミネラルの再吸収がスムーズになり、ベタベタした汗からサラサラの汗へ変化します。運動不足だと汗腺の機能が低下し、汗にミネラルが多く含まれベタつきやすくなりますが、運動習慣によって改善されます。 - 発汗スピードの向上(1ヶ月以降)
汗をかくまでの時間が短縮され、すぐに汗をかけるようになります。
体温調節がスムーズに行われるため、暑さに強くなる というメリットもあります。
私も運動習慣を取り入れて1ヶ月程度で汗がさらさらして、質が変化したことを実感しました。汗をかいた後の服をにおっても臭くないことを知った時はホントに感激しました。
まとめ:体臭改善のために今日からできること
いかがだったでしょうか。
もしあなたが運動不足なら運動習慣を身に付ければ体臭が改善する可能性は高いです。
運動習慣を取り入れることに一切のリスクはありません。こんなやってみて損が無いことはやらない手がありません。
体臭に悩んでいるのであればぜひチャレンジしてみてください。
私も運動習慣で以前悩んでいたワキガが改善し、人前で臭いを気にするストレスから解放されました。
臭いをごまかそうとデオドラントスプレーなどを使っても案外上書きできていないものです。
ぜひ、以下のポイントを押さえて臭いを元から絶ち
ストレスフリーな毎日を送りましょう!
- 汗腺を鍛えるために、適度な運動を習慣にする。
- 運動後は清潔な状態を保ち、皮脂の酸化を防ぐ。
- 腸内環境を整え、内側からも体臭対策を行う。
