筋トレ

[初心者必見!]規則正しい生活習慣と睡眠がもたらす筋トレの良い効果

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はじめに

筋トレを始めるとき、多くの人はトレーニングメニューやプロテインの選択に注目しがちです。

しかし、筋肉の成長やトレーニングの成果には、生活習慣や睡眠の質が大きく影響することをご存じでしょうか?

特に30代以降の男性は、仕事や家庭の事情で生活リズムが乱れやすく、十分な睡眠や栄養を確保するのが難しいことが多いです。その結果、筋トレをしても思うような成果が得られないことがあります。

本記事では、筋トレ初心者の方に向けて、規則正しい生活習慣と質の良い睡眠が筋トレに与えるメリット、逆に生活が乱れることで生じるデメリットについて、科学的な研究結果を交えながら解説します。また、すぐに実践できる改善策も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。


生活習慣と筋トレの関係

規則正しい生活が筋トレに与えるメリット

① 成長ホルモンの分泌が促進される
筋肉の修復と成長に必要な成長ホルモンは、特に深いノンレム睡眠中に分泌されます。研究によると、成長ホルモンの分泌は22時~2時の間にピークを迎えるため、この時間帯に質の高い睡眠を確保することが重要です。睡眠不足や質の低い睡眠は、成長ホルモンの分泌を減少させ、筋肉の回復を遅らせることが分かっています。

② 基礎代謝が向上し、脂肪燃焼が促進される
規則正しい生活を送ることでホルモンバランスが整い、基礎代謝が向上します。特に、食事のタイミングや睡眠が整うことで、インスリン感受性が改善され、脂肪燃焼が効率的に行われるようになります。一方で、不規則な生活はインスリン抵抗性を引き起こし、脂肪が蓄積しやすくなることが指摘されています。

※膵臓から分泌されるホルモンで、血糖値を下げる働きをします。血糖を細胞に取り込ませてエネルギーとして利用させる役割があります。

③ 筋トレを継続しやすくなる
一定の生活リズムを持つことで、筋トレを習慣化しやすくなります。研究では、決まった時間に運動を行うことで、脳がその時間を「運動の時間」と認識し、継続が容易になることが示されています。一方で、生活リズムが乱れるとモチベーションが低下し、トレーニングを中断しやすくなる傾向があります。

生活習慣が乱れるとどうなる?

① 成長ホルモンの分泌が低下し、筋肉がつきにくくなる
睡眠不足は成長ホルモンの分泌を著しく低下させ、筋肉の修復と成長を妨げます。また、慢性的な睡眠不足はテストステロン(筋肉成長に重要なホルモン)の減少も引き起こします。

② 疲労が抜けず、トレーニングのパフォーマンスが低下
睡眠不足や不規則な生活は、体の回復力を低下させ、トレーニング中の集中力や持久力を損ないます。これにより、トレーニングの質が低下し、筋トレの成果が得られにくくなります。

③ 脂肪がつきやすくなる
夜更かしや不規則な生活は、食欲を増進させるホルモン「グレリン」の分泌を増加させ、過食を招きます。その結果、余分なカロリー摂取が脂肪の蓄積を促進します。

テストステロンと成長ホルモンって何?

先ほどから出ている、成長ホルモンとテストステロンとは何なのかについて説明します。

① 成長ホルモン
脳の下垂体から成長ホルモン(GH)分泌され、筋肉や骨の成長を促し、脂肪燃焼を助けてくれます。肝臓でIGF-1という成長因子を作り、筋タンパク質の合成を促進します。IGF-1はGHと連携して筋肉成長をサポートする重要なホルモンです。

② テストステロン
主に精巣から分泌される男性ホルモンで、筋タンパク質の合成を直接促し、筋肉の成長や筋力アップに重要です。運動や良質な食事で分泌が増え、筋肥大を助けてくれます。

両方ともたんぱく質の合成を促してくれますが、

成長ホルモン → IGF-1を介して 間接的 にタンパク質合成を促進

テストステロン直接的 にタンパク質合成を加速 という違いがあります。


睡眠と筋トレの関係

筋肉を成長させるために重要な「成長ホルモン」

筋トレで負荷をかけた筋肉は、トレーニング後の回復期間に成長します。この回復を助けるのが成長ホルモンです。深いノンレム睡眠中に最も多く分泌されるため、睡眠の質が筋肉の成長に直結します。質の悪い睡眠は、筋肉の回復を遅らせ、成長を妨げる原因となります。

睡眠不足が筋トレに及ぼす悪影響

睡眠不足は筋トレの成果に以下のような悪影響を及ぼします

  • トレーニング中の集中力や持久力の低下
  • 筋肉痛の回復が遅れる
  • テストステロンの減少
  • 夜更かしによる過食と脂肪増加

良質な睡眠を確保するための方法

質の良い睡眠を確保するためには、以下のポイントを意識しましょう:

  • 毎日同じ時間に寝る(22時~2時を含む睡眠を確保)
  • 寝る1時間前にはスマホやPCを見ない(ブルーライトを避ける)
  • カフェインやアルコールの摂取を控える
  • 寝る前に軽いストレッチやリラックスできる音楽を聴く


科学的根拠の補足

以下の研究結果が、生活習慣と睡眠が筋トレに与える影響を裏付けています:

  • 成長ホルモンと睡眠:深いノンレム睡眠中に成長ホルモンが分泌されることは、複数の研究で確認されています。特に、睡眠不足が成長ホルモンの分泌を抑制することが報告されています。
  • テストステロンと睡眠:7時間以上の睡眠を確保することで、テストステロンの分泌が最大化されることが示されています。
  • 生活リズムと運動習慣:規則正しい生活が運動習慣の定着に寄与することは、行動科学の分野でも広く認められています。

睡眠おすすめグッズ

  • 耳栓 入眠時に周囲の音が原因で目が覚めてしまうと睡眠の質が悪くなります。耳栓で音を遮断して睡眠を阻害されないようにしましょう。こちらではいろいろな種類の耳栓の詰め合わせを紹介。自分に合った耳栓を見つけるのに最適です。一度リーズナブルに8種類も手に入れられるのでぜひお気に入りの耳栓を見つけてみてください。

  • アイマスク 目は閉じていても光を感じるものです。部屋を真暗にするのが不安な方はアイマスクを着用することをおすすめします。温めるタイプのアイマスクは、血行を促進し、目の疲れやドライアイを和らげる効果がありますよ。心地のよい温もりのため装着してすぐ寝落ちなんてこともありますよ。

  • スマートウォッチ 耳栓やアイマスクを着用すると周囲の影響を受けなくなりますが、朝起きられるか不安に思う方もいるでしょう?スマートウォッチをつけていれば眠りの浅いタイミングに振動で起こしてくれます。また自分の睡眠状況をはじめさまざまな健康指標を示してくれ健康への意識が高まるのもおすすめのポイントです。

  • マットレス より良い睡眠には快適な姿勢で寝るのがベスト。マットレスを敷くことで背骨の自然なS字カーブを保ちやすくなります。長く使用したいのであればヘタリにくい高反発マットレスがおすすめ。通気性もよく、寝返りがスムーズに行えるなどのメリットがあります。睡眠の質を向上させるには間違えなく必須のグッズですが、高価なものが多く自分に合ったものかもわからないので、なかなか手が出しにくいものです。100日程度の返品保証付きのものが販売されてますのでまず試してみて自分に合っているかじっくりと確認してみるとよいでしょう。


まとめ

規則正しい生活習慣と十分な睡眠は、 筋トレの成果を最大化するために欠かせない要素 です。トレーニングだけでなく、 食事や睡眠、生活リズムを意識することで、より効率的に筋肉を成長させることができます。

今回紹介したポイントを参考にして、 日々の生活習慣を見直し、快適な筋トレライフを過ごしましょう!

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